【神戸】南京町ランターンフェア:夜の路地に灯る赤い幻想。提灯の光が繋ぐ、異国情緒あふれる光景

神戸南京町ランターンフェア

冬の神戸といえば旧居留地のイルミネーションやルミナリエが有名ですが、雰囲気が全く違う中華街の南京町もお勧めです。特に毎年冬に行われる「ランターンフェア」は赤い中国提灯が南京町の広い範囲に飾られとてもフォトジェニック。

神戸南京町ランターンフェア

自分はほぼ毎年来ていますが今年は例年に無いほどの静けさ。普段ならカタコトの日本語の客引きや、小籠包を求める行列でごった返しているメインストリートがひっそりとしています。

神戸南京町ランターンフェア

これは最近国会答弁での高市総理の発言の影響のせい、というかおかげです。中国人団体客が日本への渡航自粛で減ったので日本各地の観光地は良い感じに快適に。中華街の南京町はその影響をもろに受けてごらんのような状態に。

神戸南京町ランターンフェア

逆に日本に住んでいる自分たち、特にカメラが趣味の人にとってはコロナの再来ともいえるチャンス。

神戸南京町ランターンフェア

南京町の中心地。ここにはさすがに観光客がちらほら。といっても中国人観光客ではなく地元の高校生とか。

神戸南京町ランターンフェア

つまり、この頭上を埋め尽くす赤い提灯の一つひとつは、震災からの復興を願う「希望の灯り」であり、犠牲になられた方々への「鎮魂の灯り」でもあります。

神戸南京町ランターンフェア

メイン通りから一本路地に入ると、そこにはさらにディープな空気が漂っています。 緑色に光るマッサージ店の看板や、シャッターの降りた店舗は映画のワンシーンのような雰囲気。

神戸南京町ランターンフェア

裏路地でも1時間程度撮影していましたが、観光客はほぼゼロでした。

神戸南京町ランターンフェア

メインストリートだけでなく小さな路地にもランタンが設置されていて撮影が楽しい。




このランターンフェアの始まりは、1995年の阪神・淡路大震災。 あの大震災の年、神戸の街は甚大な被害を受け、南京町もまた例外ではありませんでした。ライフラインが寸断され、毎年盛大に行われていた「春節祭」の開催も危ぶまれる状況。しかし、「こんな時だからこそ、街に明かりを灯し、元気づけよう」という街の人々の想いから、その年の12月に初めて開催されたのが、このランターンフェア。

今年は、政治的な背景もあってか、例年とは違う「静寂」に包まれた特別な夜となりました。 賑やかな中華街も楽しいですが、歴史の重みと静かな光を感じながら歩く南京町も趣があります。

撮影日:2025年12月08日











  • JR神戸線・阪神電車:「元町駅」から徒歩約5分
  • 阪急電鉄:「神戸三宮駅」から徒歩約10分
  • 神戸市営地下鉄(海岸線):「旧居留地・大丸前駅」から徒歩約2分

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